太陽光線には、広い帯域にまたがるエネルギー帯、すなわち、
赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線が含まれています。
赤外線の波長は1μm弱~1000μmにまたがります。
赤外線の中にも波長の短い方から、近赤外線、中間赤外線、遠赤外線に区分されます。
さらにこの遠赤外線のうちの4~14μmの範囲に特異な領域があるとされていて、
この領域は人体に様々なプラスの働きを持つため特に『育成光線』と呼ばれています。
『日向ぼっこ』の心地良さは、この育成光線を含む遠赤外線が、
身体の内部にまで浸透してから熱エネルギーに変わり、
体内の水分子と共振して『芯から暖める』効果を促すことによるものです。
さらに、細胞を活性するためのミトコンドリアにも好影響を与えると考えられます。
人間の平均体温は36.5℃です。
この温度を波長に換算すると約10μmです。
10μmの遠赤外線を身体に与えると身体を構成する分子の運動が活発化します。
波長が重なり合って分子運動が増幅されるからです。
これを共振現象といいます。
分子運動が活発になれば細胞の活動も活性化します。
血行が良くなり、新陳代謝も活発になります。
身体も暖まります。
体重の60%は水分です。
身体の脂肪や重金属は水分子と水分子の間に挟まれています。
水分子と水分子がしっかり結合している状態では脂肪や重金属は動けませんが、
遠赤外線によって水分子が動き出すと分子の結合は緩やかになります。
そうすると水分子の間には挟まれていた有害物や脂肪は開放されて体外に排出されます。
遠赤外線には体内の不要物を排除するクリーンアップ作用もあるのです。
トルマリンの遠赤外放射による効果
トルマリンは身体から放出されている熱エネルギーを吸収して、
マイナスイオンと遠赤外線に変換して再び体内に戻す働きをします。
遠赤外線は人体の細胞を温め血行を良くし、新陳代謝を活発にして細胞を活性化します。
遠赤外線の過酸化脂質抑制効果
活性酸素は人体に必要ですが、
過剰な発生は体内の不飽和脂肪酸と結合して『過酸化脂質』が生じます。
過酸化脂質も適量は人体に必要ですが、適量を超えると血管壁の内膜に付着して、
動脈硬化の原因に、また一般の細胞膜に付着して細胞を徐々に傷つけていきます。
4〜14ミクロンの遠赤外育成光線は過酸化脂質の原料である不飽和脂肪酸の
二重・三重結合を『切断』することにより、
活性酸素が存在しても過酸化脂質ができなくなり、
血管の内膜に過酸化脂質が付着しないようになり、
血管内の血液の流れがスムーズになります。
冷え性などの血液循環障害に著しい改善が見られます。
大気中の陰イオン(大半が酸素イオン)が、
生体生理に好ましい効果を持っていることは、
世界中の研究者によって数十年も前に確認されています。
マイナスイオンは副交感神経に作用して、
睡眠、鎮静、鎮痛、鎮咳、鎮痒、涼感、制汗、頭部爽快感、食欲亢進
といった作用を果たします。
血管を拡張させ、血圧を下降させます(脈拍減少)。
呼吸活動も鎮静化され、酸素消費量が減少します。
利尿作用があり、便通を促進します。
血糖値を下げ、白血球を増加させます。
がんやリウマチなど難病の治療で有名な秋田県の玉川温泉の湯治効果が、
低線量放射線によるホルミシス効果のものと認識されて以来、
ホルミシス効果が注目されています。
米国のアポロ計画に参加したミズーリ大学のラッキー博士が、
10年にわたる研究成果として、
1982年、『自然放射線の100倍程度の放射線は健康に有益で、
免疫機能の向上や身体活動の活性化をもたらし、病気にかからない強い体にしたり、
老化を抑えて若々しい肉体を保つなど、あらゆる良い働きをする』と発表。
この機能をギリシャ語の刺激するという意味から『ホルミシス』と名付けました。
以来、この低線量放射線ホルミシスの効果は世界的な研究対象となり、
日本でも公的機関による動物実験に基づき、
①老化抑制効果、②がんの抑制効果、③生体防御機能の活性化、
④遺伝子損傷修復機能の活性化など、驚くべき成果が報告されています。
『分子レベル』
『個体レベル』
※従来の放射線治療
→高線量率の放射線を短時間で照射すること
※低線量率放射線ホルミシス療法
→低線量率の放射線を時間をかけて、じわじわと照射すること